ご挨拶

永らく甲状腺疾患を見てまいりましたが、同じ病名でも症状や臨床経過などが非常に多彩で興味の尽きない疾患群だと実感しております。
特にバセドウ病は実に不思議な疾患で、いつかこの疾患の原因が解明される日が来ることを期待しております。
甲状腺疾患は頻度は高いのですが、潜在的で重篤化することが少ないため、研究の進展が最近では少なく、新薬の開発もないのは実に残念なことです。
以前にも述べましたが、このような状況下では甲状腺あるいは内分泌の専門家がなかなか育たないという状況が続いております。
甲状腺・内分泌の専門家として、精々体力の許す限り、甲状腺疾患や生活習慣病などでお悩みの方々の生活の質の改善にお役に立てるよう精進いたしたいと存じます。

よろしくお願い申し上げます。

平成29年9月吉日

飯高医院 院長
飯高 誠


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